テニススクールに通うお子さんを見ていて、
「週1回のレッスンだけで本当に上手くなるの?」
「もっと通わないとダメなのでは…?」
と感じる保護者の方は多いでしょう。
結論から言うと、週1回の練習でも上達は可能です。
大切なのは「時間の長さ」ではなく「練習の質」と「意識の持ち方」。
この記事では、週1回のレッスンでもしっかり伸びるための練習法・家庭でのサポート・モチベーション管理まで詳しく解説します。
簡単なプロフィール
私:40代男性(テニス歴:28年)
好きなテニスラケット:プリンスグラファイト
今までほぼグラファイトシリーズを使用しています🎾
プレースタイル:ストローカー(グリグリスピン)、ボレー下手(笑)、
サーブは得意ですが、年々衰えを感じています。
好きなテニス選手:マイケルチャン、セルジブルゲラ
子供:長男(9歳小4)、次男(5歳年長)
二人ともテニススクールに週1で通っています。
子供達はテニス大好きで楽しんでいます。
🎯なぜ週1回でも上達できるのか?
子どもの成長期では、単に“たくさん練習する”よりも、正しい動きを反復して体に染み込ませることが重要です。
特に小学生のうちは「神経系(運動センス)」が発達する時期。
フォームや感覚を正しく覚えれば、少ない練習量でも大きく伸びます。
一方、練習量ばかり増やしてもフォームが崩れたり、体に負担がかかることも。
つまり、週1回のほうが集中しやすく、長期的には効率的な成長を促せるのです。
📌ポイント
・練習後の“復習”で記憶を定着させる
・習った動きを「考えて再現」できる子は成長が早い
・練習しない日の過ごし方(イメトレ・体づくり)が鍵
🏆練習の質を高める5つのポイント(実践アドバイス付き)
①【テーマ設定】毎回の練習に「目的」を持たせる
「今日も頑張ろう」ではなく、**“今日は何を意識して練習するか”**を明確にするだけで集中力が格段に上がります。
例えば:
- 「スプリットステップのタイミングを合わせる」
 - 「フォアの打点を前で取る」
 - 「サーブのトスを一定にする」
 
これを子どもが自分の言葉で言えるようになると、練習中の“気づき”が増えます。
💡保護者のサポート法
レッスン前に「今日の目標は?」、レッスン後に「何を練習したの?」と聞く習慣をつける。
この声かけの習慣化が、週1でも確実な上達につながります。
📷おすすめ習慣
練習後に簡単なメモを取る「テニス日記」をつける。
→ 数週間後に「成長が見える」ことで、本人のモチベーションUP!
②【練習内容】基礎+実戦練習のバランスを意識
週1回のレッスンでは、ただの「球出し練習」だけでは足りません。
なぜなら、試合で必要なのは「ボールを打つ力」ではなく「状況判断力」だからです。
🧩理想の割合イメージ
- 40%:フォーム・スイングの基礎
 - 30%:ラリー・ゲーム形式
 - 20%:サーブ・リターン
 - 10%:振り返り・戦術理解
 
このバランスが取れているスクールは“良いスクール”のサイン。
もし基礎ばかりなら、家庭練習でゲーム感覚を補うのが効果的です。
💬コーチとの会話例
「最近、実戦形式の練習は増えていますか?」
「苦手なショットを家で練習するには何をしたら良いですか?」
→ たった一言の質問で、コーチが意識して見てくれるようになります。
③【振り返り】動画でフォームを“見える化”する
週1回の子ほど、動画での振り返りが超重要です。
なぜなら、次の練習まで6日も空くからです。
その間に感覚を忘れないよう「視覚で記憶」しておくのです。
📹実践方法
・練習中や家での素振りをスマホで撮影
・子どもと一緒に再生して「どこが良い?」「直したいとこは?」と話す
・プロ選手の動画と見比べる(YouTubeで無料)
📌ポイント
- 子ども自身に「気づかせる」質問をする
 - できていない部分より、“できている部分”をまず褒める
 - 1~2週間後に再撮影して成長を実感させる
 
👉これを繰り返すことで、「考えるテニス」が身につきます。
④【イメトレ+体づくり】練習がない日の習慣化
週6日は練習がないからこそ、**家でできる“成長習慣”**を持つことが差になります。
🧠イメージトレーニング(寝る前5分)
- スイング動作を頭の中で再生する
 - 自分が試合で勝つシーンをイメージする
→ 脳は“実際に動いている”と同じ信号を出すため、次の練習で感覚が早く戻ります。 
💪体づくり(1日10分でOK)
- 縄跳び:リズム感・脚力UP
 - 体幹(プランク30秒×3)で安定感UP
 - ラダートレーニング:フットワーク・反応速度UP
 
📌保護者が意識すべきポイント
「一緒にやる」こと。親が5分だけでも体を動かすと、子どもは驚くほど継続します。
“やらせる”より“一緒にやる”がカギ。
⑤【モチベーション】小さな成功体験を積み上げる
週1回の練習だと、結果が出るまで時間がかかります。
だからこそ「できた!」の感覚を積み重ねることが重要です。
💬家庭でできる声かけ例
- 「今日、最後まで諦めなかったね」
 - 「前よりボールが深くなってた!」
 - 「動画で見たらスイングきれいになってたよ」
 
結果ではなく**“変化”を褒める**のがポイント。
努力の過程を認めてもらうことで、自信とやる気が続きます。
どうしても親がテニス経験者であると褒めることよりもダメなところを指摘しがちになります。私もなりがちなので気をつけないとと思っています。
📌親の関わり方チェック
✖「勝った?」「負けた?」の問いかけではなく
◎「どんなプレーができた?」と聞いてみて下さい。子供から「サーブがいいことろの入った」などポジティブなことが聞けると思いますので褒めてあげてください。
🏠家庭でできる練習メニュー(親子で10分トレーニング)
| 練習内容 | 方法 | 効果 | 
|---|---|---|
| 壁打ち練習 | 家の壁・公園で10分 | リズム感・打点感覚 | 
| ボールつき | 屋内でフォア・バック両方 | ハンドアイコーディネーション | 
| スイングチェック | 鏡を見ながら素振り10回 | フォームの再現 | 
| ラダー練習 | テープで簡易ラダー作成 | 反応速度・敏捷性 | 
| サーブ練習 | トスのみを安定させる | サーブ安定の基礎 | 
💡雨の日でも室内でできる練習が多いので、
「テニス=コートだけ」と思わず、日常の中で“テニス時間”を作ることが大切です。
👇こちらの記事も参考にしてみて下さい。


💰コストをかけずに練習の質を上げる工夫
テニスは道具代・スクール代がかさむ習い事の一つですが、
工夫次第でコストを抑えつつ上達できます。
🛒おすすめ家庭練習グッズ
- ラダー(1,000円前後):敏捷性UP
 - ミニネット(2,000円前後):室内でラリー練習可
 - スイング練習器(3,000円前後):フォーム定着に◎
 
📌無料でできる工夫
・無料のYouTube教材(「Tennis Evolution」「テニス365」など)
・スクールの振替制度を有効活用
・コーチに「家での練習法」を直接聞く
✅まとめ:週1回でも“考えるテニス”で確実に上達できる!
週1回のジュニアテニスでも、
- 練習テーマを決める
 - フォームを可視化して復習する
 - 家でイメトレ&体づくり
 - テニスを「楽しむ」気持ちを忘れない
 
この4つを意識すれば、練習量に関係なく確実に上達します。
テニスは“継続のスポーツ”。
焦らず一歩ずつ、子どものペースで楽しみながら成長を見守っていきましょう!
やはりテニスに対する姿勢が大切となってきます。週1のレッスンでもまっすぐテニスに向き合い、レッスンがない日もテニスにつながるトレーニングを行うことが大切となってきます。ぜひ親子で取り組んでいただいて、子供の成長を楽しんでください。
  
  
  
  

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