兄弟でテニス練習するときに上手くいかない原因と対処法について

こどもテニス🎾

みなさんスクール以外の日に子供とテニスの練習をすることはありますでしょうか?
我が家は時々、スクール以外の日に子供達と練習することがあります。しかし、子供二人(9歳、5歳)なので年齢も離れており実力に差があります。長男は前面のコートでも少しラリーができるレベルですが、次男はサービスラインのコートでもラリーはなかなかできないレベルです。
さらに、次男が我が強く、兄と同じ練習メニュー、同じ回数だけやらないと気が済まない子です(笑)そんな中でも上手く練習が一緒にできる工夫についてお伝えします。

我が家の簡単なプロフィール

:40代男性(テニス歴:28年)
中学:軟式テニス(市大会で優勝した経験あり)
高校:テレビで見たマイケルチャンに憧れて硬式に転向。
主な成績:県新人ダブルス優勝、インターハイ予選団体準優勝、地区総体団体優勝
大学:関西1部リーグの大学に在籍。ヘッポコなのでメンバーではなかったですが、
   4年間仲間と共に練習に励んだ毎日を送っていました。
好きなテニスラケット:プリンスグラファイト
今までほぼグラファイトシリーズを使用しています🎾
プレースタイル:ストローカー(グリグリスピン)、ボレー下手(笑)、
サーブは得意ですが、年々衰えを感じています。
好きなテニス選手:マイケルチャン、セルジブルゲラ
子供:長男(9歳小4)、次男(5歳年長)
二人ともテニススクールに週1で通っています。
子供達はテニス大好きで時々私と一緒に練習したりと楽しんでいます。

兄弟でテニスがスムーズにいかない3つの理由

ライバル意識が強すぎる

兄弟で特に我が家は男同士なのでかなりライバル意識が強いです。例えば、兄がストロークで一人4球ずつ打つ練習などでおまけの1球を足してあげると自分も1球多くしないとダメと言います。また、かなりお互い意識しているのか自分が先にやりたいなど喧嘩になったりとします。喧嘩になってしまうとそこで練習がストップしてしまい効率よく練習できなくなります。さらに次男はよく泣くので拗ねて泣き始めるとかなりの時間を費やしてしまいます(笑)
ここ最近では兄が譲ることが多く、一緒に練習することも少しストレスになっているかもしれません。やはりライバル意識が強いと一緒に練習する際にはスムーズにいかないことが多くあります。

年齢・体格差で不公平感が出る

我が家は9歳と5歳なので、年齢も4歳離れており身長も30cmほど違います。小学生ぐらいの4歳差はかなり大きく、練習できる内容がかなり違ってきます。そんな中でも次男は長男と同じようなメニューをしたいと言っており、同じようにメニューをこなすのですができないことが多くすぐに拗ねてしまいます。
また、ラリーなどでも長男の方が打てるため続くの、例えば同じ4球をラリーするとなってもラリーを続けることができる長男の方が時間が長くなり、次男は「にぃにばっかりいっぱい打ってる」と言って怒ってしまいます。
レベルの差があると、どうしても出来ることに差が出てしまいます。そこが不公平感につながってしまい、練習の途中で嫌になってしまうことも出てくると思います。

親の声かけ・期待に差がある

どうしても上手くできている方に良く声掛けをしてしまいがちになります。親としても出来る子、もう少しで出来そうな子に声を掛けがちになってしまうかと思います。もっと上手くなってほしい気持ちが強いとどうしても声かけや期待に差が出てしまいがちです。それではあまり声をかけてもらえない子供は期待されていないと思ってしまいモチベーションが下がってしまうかもしれません。また、親の期待が強すぎると兄には「もっとこうやって打つんだよ」と強い口調で言って、弟には少しでも上手くできたら「めっちゃ上手やね」と褒めてしまうので、兄弟間で不公平感が出てしまうこともあります。

トラブルを防ぐための工夫

練習メニューを分ける(年齢・レベル別)

兄弟だからと言って同じ練習メニューをこなす必要はありません。例えば、兄はラリー練習、弟はコーンを使ったボールコントロール練習など、レベルや目的を変えてあげるだけで、練習がスムーズになります。
我が家では、弟の我が強すぎて兄と一緒の練習メニューをしないと気がすみません(笑)

練習メニューの工夫)


球出し:ボールを出す距離で練習メニューの強度を変え、子供のレベルに合わせる。
ラリー:兄はベースライン、弟はサービスラインで行う。
ボールの種類:兄はイエローボール、弟はレッドボールを使用

「勝ち負け」より「成長」をほめる

兄弟で一緒に練習をしているとどうしてもライバル意識からか、お互いが勝ち負けを意識してしまいます。勝ち負けではなく努力や成長を評価することが大切となってきます。
兄弟でもレベルが違うので現在置かれている課題も違います。例えば、今の目標が兄は「サーブを安定して入れれるようになる」、弟は「フォアハンドを綺麗なフォームで打つことができる」とします。その目標の中で今日の練習の中で少しでも近づいた内容を伝え褒めてあげることです。サーブであれば「トスが打ちやすいとこにあげれていたね」、フォアハンドであれば「ラケットがしっかりと下から出ていてよかったよ」とそれぞれの良かったところを褒めてあげることが大切です。

片方を褒めたら、もう片方にも別の良さを伝える

上記の褒めることで注意をしたいのが、どちらか一方だけを褒めると、もう片方が反発するのはよくあります。例えば同じ球出し練習をしていても、たとえば兄には「フォームきれいだったね」と言ったら、弟には「最後までボール追えてたよ」と、それぞれの良さを言葉にして伝えるように意識したらグッドです。
やはり片方だけ褒められているのは不公平にも繋がりますので、それぞれの良かったところを平等に褒めてあげることで子供たちのやる気にもつながって、もっと頑張ろうと思ってくれます。

兄弟テニスを続けるメリットもある

相手をよく知っているから、練習効率が高い

親なので子供の性格をよくわかっており、練習がスムーズに行うことができます。一緒に練習することで、継続しやすく、お互いが刺激となり集中して取り組めます。また、一緒に練習するので親の送迎や費用の負担も軽くなり練習効率が高くなることがメリットであります。

一緒にテニスを続けることで、継続しやすい

練習の途中でも喧嘩することがありますが、相手がいることによってお互いが刺激し合って練習できるのが兄弟テニスのメリットではないかと思います。
特に弟に関しては、兄と一緒に練習することによってライバル意識からか、とても頑張って練習に取り組んでいます。兄は兄で弟にいいところを見せようとしているのか一生懸命頑張ります。
お互いのとって一緒にやることのメリットがあり継続しやすくなります。

まとめ  比べず、支え合う兄弟テニスを目指そう

兄弟でテニスをすると、どうしても「比べる」ことが多くなってしまいます。
私もその一人です(笑)でも、それぞれのペースで成長できるようにサポートすることが、長く続けるためのポイントになります。
親が意識するのは「どちらが上手か」ではなく、「どちらも少しずつ成長している」という視点。
それぞれの成長スピードに合わせた声掛けや練習メニューに配慮し、兄弟で比べるのではなく、支え合う兄弟テニスを目指していくことが上達への近道なのかもしれませんね。

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